夏休み最終日

私の最後の一日はこんなかんじ。
（ひどく捏造気味なのでこのこはこういうことしないよ、とかあったら教えてくれると嬉しいんだよ）

9/3、お昼あたりをちょっと追加ー。

【0800】
緋につっつかれて起床。
ねむいよー、と恨めしげな抗議をしつつも起こしてと頼んだのは自分なので緋を指の腹で軽く撫でる。
昨日の勉強会は色々大変だったなー、と伸び。
私は今宵ちゃんと遊ぶために終わらせてたからいいんだけど！
そして夏休み最後の日が始まる。

【0830】
洗顔やら着替えやらをした後に仕度をしてからご飯。
みんなの分もお皿に出して、自分の分もテーブルに並べて。
いただきます！
ご飯中はテレビを見ない。
ところできぬちゃんの姿をここ一週間見ないのだけれど大丈夫なのだろうか……
メールはきちんと返事が来るのだけれどどこにいる、とは書かれていないので
今も戦闘員として戦っているのだろうなと想像するもちょっとためいき。

【0900】
ごちそうさまでした！みんなでお片付け。
ちゃんと流しに運ぶまでがご飯だよー？
すっすいーだしゅーんかーんぴぴっとおちてーる。
地に足ついてないのはうん、その通りだよひかり。

【0910】
色々身支度。
鏡とにらめっこ。

【0950】
忘れ物をしたり家の鍵を閉めたか不安になったり色んな理由で時間を食ったけれどお出かけ。
ホイッスルがまだまだ元気な太陽の光を反射して。
今日で終わりなんだなあ、と何となくしみじみする。
さて――戦国町撮影ツアー、開始。お供はポラロイドカメラ君。

【1010】
商店街。
バイト先の春日井金物店へと。
お爺さんと早番らしい霧夜ちゃんがいた。
「いらっしゃい、ま………ひよこ？」
うん、私。
今日はバイトのシフト入ってないよね、と不思議がられたのでツアーの内容を説明する。
三割くらいは理解してもらえたと思う。（われながら説明下手だなあ……）
そんなわけで、お爺さんも一緒にはいちーず。
……自分も入れて皆を撮るって難しいなあ。

【1100】
次に目指すは――っと、その前に見知った顔を見つけて声をかける。
洵ちゃん相変わらずだねえ、と言ったらKOOLだろう？と言われた。
本当に変わらなくて安心する。
実は今こんなことしてるんだ、と説明をして一緒に写真を撮らせてもらう。
自分撮りツーショットー。私の顔が半分切れた。
照れっこかわいいなあ……

【1150】
公園着。ちょっと息切れ。
騒がしい物音と夏以上に暑い空気になんとなく状況を察する。
よく観たら予想以上だった。
声はかけられなかったので四人をバックに自分撮り。
……特殊効果満載、って感じの写真が出来た。
白角先輩がなんだか動いてる気がするんだけど気のせいだよね！

【1230】
スーパーで飲み物補給。
清涼飲料のあたりをうろうろしていたら最終日でもバイトをしている星野尾君がいた。
お疲れー、ってな感じで二言三言会話した後、ツアーの説明をして写真撮っていい？と聞く。
「今？……バイト中だしな……」
それがいいんだよー、とホイッスル吹きつつ自分撮りツーショット＋ひかりでパシャリ。
そして振り向かずにお会計へと！後ろから溜息がおっかけてきた気がした。

【1245】
ストロベリーソーダ飲みながら街をふらつく。
残暑でこの威力だぜ、とか意味の分からないことを考えていたら
工事現場で黙々と活躍しているしづるちゃんを見つけた。
力、強いなあ……と改めて思う。
暫く眺める。

【1315】
すっかり眺めモードになっていたけれどそれどころじゃないだろうと暑さが現実に引き戻してくれた。
しづるちゃんが一休みした瞬間を狙って駆け寄る。
「え……あ、陸さん」
艶々の黒髪に汗が光って綺麗……ってうっとりしてる場合でもなく。
ツアーの説明をして、やっぱり自分撮りツーショットパシャリ。
なんだか微笑ましげな目線を送られてちょっと恥ずかしくなりながら、頑張ってね！と手を振って歩き出す。

【1340】
桂花の横を通り過ぎようとしたら、窓から見える白い子。
数時間ぶりの霧夜ちゃんを見つけてお店に突入。
相席、いい？
アップルパイ好きだねえ。
心なしか和らいでいる表情を眺めて自分もにこにこする。
抹茶の羊羹を頼んで、暫し休憩。癒しのひと時。
ついでに甘味と一緒にお写真ツーショットでぱしゃー。
さっきはあんまり説明できなかったツアーについてやポラロイドカメラやの話をしながら。


【1500】
霧夜ちゃんと別れて、ここからは割と持久戦。
街をぐるぐる回って知り合いに会う度に写真をお願いしたり。
通っている高校や、良く行く場所などを収めたり。

【1630】
私はハッテンノーなんて見てない。

【1635】
何だか全力ダッシュしたような気がするんだけどっていうか実際したんだけど！
あの現場だけは撮っちゃいけない気がするんだよっていうか実際いけないよね！
若さってなんだ、振り向かない事さ。

【1710】
ぜーはーしながら歩いていたら散野君と出会う。
何でそんなに疲れてるんだという質問は敢えてスルーしつつ、丁度良いので写真をお願いする。
撮ろうとした瞬間声をかけられて振り返ればきぬちゃんが！一週間ぶりのきぬちゃん！
そんなわけで三人でパシャリ。
「おキヌお前昨日の勉強会いなかったろどこいってたんだよー宿題大丈夫？」
「あんなもん最初の一週間で終わらせるでしょｊｋ……けど、まだあたしの戦いは終わらないのよね」
再会は教室になりそうな気がした。
無事で帰ってきてね？と三回くらい繰り返したら大丈夫、あたしは負けない！と力強い笑顔。
じゃあ新学期に、と二人に別れを告げて歩き出す。

【1800】
帰宅……しようとしたら、家の前に人影を発見。
一度瞬きをしてから駆け寄る。
今宵ちゃん、どうしたの？
「……別に？通りかかっただけ！」
そっぽ向かれてしまった。可愛い。
丁度いいからとツアーの説明をして写真をお願いしてみる。
「なんであたしが！？」
……だめ？
「と、撮りたきゃ撮ればいーんじゃないッ！？」
ありがと！と笑顔で自分撮りツーショットパシャリ。
お礼に夕食でも食べてく？と聞いたらそこまで暇じゃないし！とのお返事。
じゃあまた新学期ね、と手を振ったら後姿がこころなしか肩落ちしていたような気がする。
うーん、自惚れてしまいそうだ……

【1820】
ただいまーとばたばた家の中を駆け巡って異常ないかどうかチェック。
それから、手を洗ってうがいをして（インフル怖いし！）夕飯の仕度。
とはいえ素麺。らくちん。
ひよこたちと一緒にご飯ご飯。

【1850】
早めの夕飯を終えて、きゅきゅっとタイム。

【1910】
さて、と。
今日撮り歩いたポラロイド写真を並べて、アルバムに入れてゆく。
ビニールの上からポスカで落書きをしてみたりとか。
横に説明書きをしてみたりとか。
たのしい作業だ。
ひよこたちがぴよぴよ何してるのー、って見にきたり。

【1930】
やっぱり白角先輩が動いてる気がする。

【2015】
こんな写真撮った覚えないよ！？

【2030】
思ったより多かったので随分かかってしまった。
最後に表紙にタイトルを書き込めば、おーけー。
「私の生きる町」

【2035】
出来上がった後が本番なわけだけれど――…一旦、休憩。
お風呂に入る。
ゆったりたっぷりのーんびり。

【2220】
髪の毛を乾かしていたり扇風機に向かってあーとか言っていたらもうこんな時間だった。
そろそろ本番に移ろうかな、と思ったところで携帯に着信。
……朝霧君？どしたんだろ。
「どうしてもわからないところが」
おーけーまかせておくがいい！と無駄に敵キャラオーラを発し……たりはせずに普通に宿題のページをめくる。
暫し宿題タイムになる。
それが終わった後、今日の地獄対戦はどうだったのかちょっと聞いてからじゃあ明日ね、と電話を切る。

【2240】
本番開始。
アルバムを持って両親の部屋へ。
そも、今回の目的は私の過ごしている日常や仲間達を改めて両親に紹介すること。
二つのベッドの真ん中に陣取って、二人が笑っている写真を置いて。
一枚一枚、これは誰でここはこうで、と説明していく。
時々関係のない話に脱線したりもしながら、私の大事な町と人達を見せてゆく。

始終笑顔でいられたのは、みんなのおかげだと思うんだ。

【？】
最後の説明を終えた後、今日くらいはいいよね、とそのまま両親の部屋で眠りに着く。
俺達の夜はこれからだぜ！みたいな電話がかかってこなければそのまま朝まで夢の中。




割と両親が行動理由だったりするのは、亡くなった事実ときちんと向き合えるようになってきたから、かなと。
もう少しちゃんと向き合えたらもっと自立できるはず。ず。