いつも鞄に入れて持ち歩いているもの。
たまにブックカバーがかけられたりする。
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一晩中、最上階の空き教室にこもっていた。
話したことがあるわけでも顔を知ってるわけですらない。
私がこんなに動揺するのはおかしいかも知れない。でも死は等しいものだ。どんな生き物にも与えられるものだ。
そして今私はその死そのものに一番動揺しているのだから薄情な話なのかも知れない。
でも。
確実に、この世界のなかの「可能性」の一つを私たちは失った。
ひとがこんなに簡単に死ぬのだと言うことを忘れかけていた。
いつもどんなに酷い怪我をしても皆帰ってきていたから。
やっと少しだけ心配せずに動揺せずに仕方ない、でも気を付けて、って笑えるようになったけど。
もう忘れない。
あの日も今日も。強く何度も思い返そう。
もう零さない。
皆がいると教えてくれたから私は。
失う怖さを持って歩く。
(朝日と共に扉を開いて )
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